本サイトは、快適にご利用いただくためにクッキー(Cookie)を使用しております。
Cookieの使用に同意いただける場合は「同意する」ボタンを押してください。
なお本サイトのCookie使用については、「個人情報保護方針」をご覧ください。
8月3日より、アメリカのラスベガスにおいて、セキュリティカンファレンスとしては世界最大規模となるBlack Hat USA 2019およびDef Con27が開催されています。例年通り、最新のセキュリティ技術や動向などを入手するため、MBSDからも複数のセキュリティエンジニアやコンサルタントが参加しています。筆者はこれまで2回シンガポールで開催されたBlack Hat ASIAには参加経験がありますが、Black Hat USAは今回が初となります。どのような違いがあるのかも非常に楽しみにしています。
本Blogでは、どこよりも一早く、現在開催中のBlack Hat USA 2019の雰囲気など現地から直接レポートいたします。
Black Hat USA / Defcon
Black Hat USAは今年22年目となる世界有数のセキュリティカンファレンスであり、今年はラスベガスのMandalay Bayが会場となっています。Black Hatは、Black Hat EUやBlack Hat ASIAといった形でヨーロッパやシンガポールでも開催されていますが、その中でもBlack Hat USAは桁違いのスケール、参加人数を誇ります。昨年度は、19,000人ものセキュリティ専門家が参加したとも言われており、まさにモンスター級の一大カンファレンスです。
今年のBlack Hat USA 2019の大まかなスケジュールは、8月3日~8月6日まで先行して行われるトレーニング、8月7日、8月8日にBriefing(講演)やArsenal(先進的なセキュリティに関するツールの展示会)が開催されるメインカンファレンスとなっています。なお、トレーニングには、先行して現地入りしたMBSDのエンジニアも参加しており、その様子はまた後日、別のBlog記事でお伝えする予定です。
(出展:https://www.blackhat.com/us-19/schedule.html)
Defconは1993年より開催されている歴史あるセキュリティカンファレンスであり、講演やツール展示の他、様々なハッキングコンテストなども開催されているため、ハッカーの祭典とも言われています。今年は、8月8日~8月11日に、Paris Las Vegas、Bally's、Flamingo、Planet Hollywoodの4ホテルを会場として開催されます。昨年度は推定28,000人以上が参加したと言われており、Black Hat USA同様、注目度および知名度の高いカンファレンスです。
まずはRegistration
Black Hat USAに参加するため、まずは専用受付スペースで参加登録(Registration)を行う必要があります。Briefingなどが開催されるメインカンファレンスは8月7日からとなり、当日は朝6:30から参加登録可能ですが、相当な混雑が予想されます。そのため、参加登録は極力事前に済ますことをお勧めいたします。筆者らもラスベガスに着いたその足で参加登録を完了させましたが、メインカンファレンスの前日ということもあり、比較的スムーズに登録を済ませることができました。
なお、万が一のトラブルに備え、事前登録(オンラインでのチケット購入)時のメールやパスポートなどを事前準備し、すぐに提示可能な状態にしておくとよりスムーズに登録が可能かと思われます。
Black Hat USAを余すことなく堪能するためDay 0へ
Black Hat USA 2019のメインカンファレンスは、8月7日および8月8日の2日間の開催となりますが、非常に魅力的なイベントが目白押しです。この2日間を最大限に余すことなく堪能するためにぜひ参加しておきたいのが、8月6日に開催されるDay 0です。
事前にBriefingsなどの概要などは公表されていますが、Day 0では、Black Hatに長年参加してきたエキスパートが、Black Hat USA 2019の全容や特に注目度の高い内容などを発表するため、有益な情報を確認することができました。また、それだけではなく、このDay 0に参加することで、明日から本格的にイベントが始まるという前夜祭的な雰囲気を味わい、高揚感を覚えることができました。
Black Hat USAの意外な一面
筆者の完全なる偏見となりますが、アメリカでのセキュリティカンファレンスというと、エナジードリンクを両手にセキュリティエンジニアがとにかく熱く猛っている情熱的なイメージがありましたが、今回Black Hat USA 2019には違う一面もあることが今回確認できました。
まずは、Day Careと呼ばれる子供向けプログラムが用意されています。事前登録が必要となりますが、6ヶ月~12歳までの子供を対象とし、Mandalay BayのConvention Centerで開催されます。さらに、小さなお子様と参加している母親向けに、専用の授乳施設(Mothres Room)も準備されており、家族連れでも楽しんで参加できるようになっています。
また、健康に配慮したイベントとして、Black Hat Yogaという形で60分間のヨガイベントも開催されます。ヨガを通して世界中のセキュリティエンジニアと交流を深めるのもまた一興ではないでしょうか。
このように、Black Hat USA 2019には、小さな子供や母親、そして参加への健康にも気を配るなど、老若男女に配慮した優しい一面を垣間見ることができます。
事前準備
Black Hat USA 2019の内容とは直接関係はありませんが、今年のラスベガスはバッタが大量発生し、街中、場合によっては建物内までバッタで埋め尽くされていることが大きなニュースとなっていました。筆者は、虫よけネット付きの帽子および伸縮可能な虫取り網を事前準備し、ラスベガスへと乗り込みました。
ラスベガスでは毎年そのようなことが発生している訳ではありませんが、カンファレンスを心から楽しむため、事前にそういった情報収集をされた上、現地入りすることをおすすめいたします。
※なお、筆者がラスベガスに着いたタイミングでは、会場周辺にバッタは既におらず、帽子などを使う機会はありませんでした。
終わりに
本日は、いち早くBlack Hat USA 2019の様子を現地ラスベガスからお伝えしました。明日以降、本番であるBriefingsやArsenalなどのメインカンファレンスが始まり、Black Hat USA 2019も本格的に開始となります。その様子もいち早くレポートいたしますので、次回のBlogも楽しみにして頂ければと思います。
以上
おすすめ記事