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Apache OFBizの脆弱性(CVE-2023-49070)を狙った攻撃
今月は、オープンソースのエンタープライズプロセス自動化ERPシステムであるApache OFBizのコードインジェクションの脆弱性(CVE-2023-49070)を狙った攻撃が増加しました。2023年12月に公開された脆弱性です。下図は、2024年2月~3月における攻撃検知数の推移です。弊社SOCでは、脆弱性の公開以降は定常的に攻撃を検知していましたが、3月は特に攻撃が増加しました。
本脆弱性(CVE-2023-49070)を悪用された場合、認証を必要とせずに任意のコードを実行されてしまう恐れがあります。以下は、弊社SOCで検知した攻撃のパケットペイロードおよび2024年2月~3月における攻撃元国です。アメリカからの攻撃を多数観測しています。
POST /webtools/control/xmlrpc;/?USERNAME&PASSWORD=s&requirePasswordChange=Y HTTP/1.1 |
# | 2024年2月 | 2024年3月 | ||
1 | アメリカ | 63.4% | アメリカ | 86.8% |
2 | 香港 | 5.8% | カナダ | 1.3% |
3 | カナダ | 4.4% | イギリス | 1.0% |
4 | オランダ | 3.9% | オランダ | 0.9% |
5 | ドイツ | 3.0% | シンガポール | 0.9% |
Apache OFBizは、2024年2月末にパストラバーサルの脆弱性(CVE-2024-25065、CVE-2024-23946)も公開されており、ファイルへの不正アクセスやファイルインクルード攻撃の恐れがあります。当該製品を使用されている場合は、早急に最新のバージョンにアップデートすることをお勧めします。
影響対象
- Apache OFBiz 18.12.10 未満
対策方法
最新のバージョンにアップデートしてください。
参考情報
MBSD-SOC
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