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Apache Struts 2のファイルアップロードの脆弱性(CVE-2024-53677)を狙った攻撃
今月は、Apache Struts 2のファイルアップロードの脆弱性(CVE-2024-53677)を狙った攻撃を観測しました。本脆弱性は、2024/12/11(水)に公開されたもので、攻撃者に悪用された場合、悪意あるファイルをアップロードされ、任意のコードを実行されてしまう恐れがあります。
本脆弱性のCVSS値(脆弱性の深刻度)は、9.5(Critical)と評価とされており、深刻な脆弱性に位置づけられています。また、既にPoC(概念実証コード)が公開されているため、当該製品を使用されている場合は、早急に最新のバージョンにアップデートすることをお勧めします。
下図は、本脆弱性を狙った攻撃の検知数推移です。弊社SOCでは1/10(金)に初観測して以降、断続的に攻撃を検知しています。なお、攻撃元国はオランダ(80.8%)およびロシア(19.2%)となっておりました。
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以下は、弊社SOCで検知した攻撃例です。不正なJSPファイルのアップロードを試みた通信となっています。
POST /uploads.action HTTP/1.1 |
影響対象
- Apache Struts 2.0.0 から 2.3.37 まで(EOL)
- Apache Struts 2.5.0 から 2.5.33 まで(EOL)
- Apache Struts 6.0.0 から 6.3.0.2 まで
※「FileUploadInterceptor」を利用していないアプリケーションは、本脆弱性の影響を受けません。
対策方法
最新のバージョンにアップデートしてください。
なお、本脆弱性は以下のセキュリティパッチで修正されております。
- Apache Struts 6.4.0 以降
参考情報
MBSD-SOC
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